睡眠周期は最初が大事
睡眠には、レム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)と、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)の2種類があります。正常な睡眠の脳波では、入眠後すぐにノンレム睡眠が現れその後レム睡眠が現れます。1周期はおよそ90分と言われていますが、実際には個人差があるので90〜120分の幅があり、それを4回繰り返すことがわかっています。
この第1周期の寝ついたあとすぐに訪れる最初のノンレム睡眠は、睡眠全体の中でもっとも深い眠りで、睡眠の質を高めるのにもっとも重要だと考えられています。なぜならこの最初のノンレム睡眠が崩れるとそのあと何時間寝ようとも残りのサイクルが総崩れになってしまうからです。またこの最初のノンレム睡眠では、睡眠圧(眠気)の解消、記憶の定着、成長ホルモンの(70〜80%)が分泌され細胞の成長や新陳代謝促進、皮膚の柔軟性、保水性のアップなどが年齢に関係なく行われるほか自律神経も整えます。
寝ているのに熟睡感がないという場合は、睡眠周期がよくないことが多いようです。
