睡眠基礎講座(#1)

Photo of sleeping young woman lies in bed with eyes closed.

警告!休日の寝だめがダメな理由と改善方法

もしあなたが、週末に寝だめをしたいなと思っているなら、それは単なる寝不足ではなく脳からのSOSです。食べることと同じように毎日あたり前に寝ていますが、ある調査によると日本の平均睡眠時間6.5時間と世界100カ国中最下位でした。健康のために、食べるものを意識する人は増えてきましたが、睡眠はどうでしょうか?もう少し寝たいと思うけど、「眠れているから大丈夫」もしくは「寝だめで調整しているから大丈夫」と思っていませんか?

日本人の多くが自覚しない睡眠不足を抱えている可能性があり週末の寝だめでは「心身のダメージ」は十分に回復できていないことが科学的に証明されています。日中の活動と睡眠は表裏一体です。普通に眠れている人も、そうでない人も睡眠に対する意識を少し変えるだけで、今よりもスッキリ目覚め活動的な1日を過ごすことができる15の行動原則をお伝えします。

なぜ寝だめがダメなのか?

仕事や学校のない休日は「〇時に起きないといけない」という制約がないので、多くの人が休日に睡眠不足を補おうとしています。また「明日は休みだから」という理由で夜更かしをし、それに乗じてさらに朝寝坊をするのも休日の睡眠の特徴です。このように「平日」と「休日」とで生活の時差が生まれると、その度に海外旅行に行ったかのような一種の「時差ボケ」状態になりソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)と言われています。

ソーシャル・ジェットラグはドイツの時間生物学博士Till Roenneberg(ティル・ロネンバーグ)によって提唱された概念で、平日と休日の睡眠時間の差が引き起こす時差ぼけと言えばわかりやすいでしょうか。ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)は、寝だめをすることで一時的に眠気が取れ、なんとか社会生活をやりくりできる状態であるがゆえに睡眠不足に気づかず危険なのです。

出典 熟睡アラーム

次回へ続く

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