- 布団に入っても足が冷たくて寝れない
- 朝、寒くて起きれない寝起きが悪い、起きれない
- 手や足が冷たくて温めても温まらない
- 厚着をしても体が冷える
- 休んでも疲れが取れない、倦怠感
などありませんか?
この記事では、NHKの健康番組で取り上げられた内容をもとに冷え症が老化を進める原因とその改善方法についてお伝えします。
冷え症の原因
冷え症の原因は、自律神経の乱れや血液の循環が良くないことが原因のひとつとされています。
血液には、酸素や栄養素を細胞に届ける役割がありますが、血液がうまく流れないと体のすみずみに酸素や栄養が行き渡らなくなり新しい細胞を生み出す力が衰えるだけでなく老廃物が溜まり体の老化が進みます。
年齢とともに肌のくすみが目立ったり、化粧のノリが悪くなったりするのもこのためです。
冷え性は脳梗塞のリスクも高くなる!
また、最新の研究でその血液の循環の悪さが、血管を老化(硬く)させていることが分かったそうです。血管は年齢とともに硬くなってくるんですが、冷え症の人はさらに硬くなっているということです。
つまり、冷え症は「体が冷えてつらい」だけでなく、体を老化を進める原因になっている可能性が高いということなんです。
血管が硬くなると高血圧さらには脳梗塞のリスクも高まります。ある実験によると高血圧でない冷え症女性の10人に1人に激しい血圧変動がみられたそうです。
血圧は常に変化しているんですが、激しい血圧変動があるということはそれだけで脳梗塞のリスクが高くなり注意が必要です。
もしあなたが冷え症だと感じているのなら、普通に血圧を測ったあと、立って座ってからもう一度測るというやり方で血圧変動をチエックしてみてください。
この2回の測定値(上の値:収縮期血圧)の差が15以上であれば、“危険な冷え症”である可能性が高く、何回測っても差が15以上の場合は、血圧の専門医(循環器内科など)の受診をお勧めします。
血管を柔らかくしながら冷え症を改善する5つのストレッチ
番組内で紹介されていたストレッチを3週間続けたことで血圧変動と冷え症の両方が改善されたとのことでした。
ストレッチは左右30秒ずつ、朝と夜の1日2回実施する(計1日10分)
実施するときは下記の点に注意してください。
・呼吸は止めないで鼻呼吸を意識する
・痛みを感じない範囲で行う
・腰痛など持病のある方は、医師に相談の上で行って下さい
ふとももの血管(足の付け根を伸ばす)
1.正座の姿勢から両手を前につき、片方の足を後ろに伸ばす。
2.腰を曲げずに、顔は正面を向いて、太ももの付け根をストレッチする。
ヒザの血管(ヒザの裏を伸ばす)
1.両手で片方のヒザを押さえる。
2.反対の足をゆっくり曲げながら腰を引き、ヒザの裏をストレッチする。
ふくらはぎの血管(ふくらはぎを伸ばす)
1.正座の姿勢から、片方の足を立てる。
2.両手をヒザの上に置いて、反対の足を軽く開く。
3.胸を太ももに付けるように体を前に傾ける。
ふともも&スネの血管(太ももの前を伸ばす)
1.正座の姿勢から両手を後ろについて、片足を前に伸ばす。
2.反対の足のかかとをお尻に付ける。
ふともも(裏側)の血管(太ももの裏側を伸ばす)
1.仰向けの姿勢から片方の足を両手で抱える
2.太ももをお腹に近づける
まとめ
血管を伸ばすというより筋肉を伸ばすストレッチをするイメージで実施するといいでしょう。
筋肉と一緒に血管も伸ばされるということだけでなく、ストレッチをすることで硬かった筋肉が伸縮しその結果、血管内にたくさんの血液が流れるようになり硬い血管と冷え症の両方の改善が期待できます。
またストレッチのやり方もこの5つだけに限らず、足の付け根、太ももの表裏、膝の裏、ふくらはぎやスネなど足全体のストレッチを実施すれば同じような効果が得られるのではないかと考えられますが、ポイントは朝夕など毎日2回実施することです。冷え症でお困りの方頑張ってみてください。
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