意外と知らない免疫力を下げる5つの要因とその対処方法

食/腸活薬膳

私たち人間には、生まれたときから免疫力が備わっています。

では、なぜそれが低下していくのでしょうか?

いくら免疫力を上げるために腸活をがんばっても、その一方で下げることをしていては元も子もありません。

とういうことで、まずは免疫力が下がる要因とその対処法をご紹介します。

加齢による低下

50歳を過ぎた人の2人に1人が癌になるということをあなたは知っていますか?

そもそも免疫力は、20歳をピークに加齢とともに下がってきます。そしてその原因はNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きが低下してくるからで、50歳を過ぎると癌が増えるのはこのためです。

年齢を重ねてもNK細胞の働き低下を防ぎできるだけ高める努力をしたいものです。

そこで紹介したいのがこちらの研究です。

がん患者に吉本新喜劇を見せたところ、血中のNK細胞の活性が70%以上活性化したという実験結果でNK細胞を活性化するには、笑うのが効果的だということです。

笑いがあなたの身体を救うので毎日しっかり笑いましょう!

食生活による低下

おさないころからの食生活を直すのはなかなか難しいものがあります。さらに、「歳を取ったら野菜中心の粗食を」というのは真っ赤なウソ。

免疫細胞をつくっているのはタンパク質です。材料となるタンパク質が不足すれば免疫力は低下します。

歳をとってるからこそ、肉や魚を意識して食べましょう。

ちなみに摂取の目安は、体重1キロに対して1グラム。体重が50kgの人なら50gは摂っても大丈夫なのでしっかり摂りましょう!

たまに肉を食べると便秘するという人がいますが、そういう人はキノコ類やキャベツなど、食物繊維が多い野菜と組み合わせましょう。

50歳を過ぎたらタンパク質と食物繊維多め、ごはんやパンの糖質は少なめとおぼえておいてください。

ストレスによる低下

免疫系の中心NK細胞は、ストレスにとても弱い、デリケートな細胞です。ラットの実験で、子育て中に親子を引き離すと親ラットのNK細胞の働きは低下し、母親と一緒にいたラットまでNK細胞の働きが低下したというのです。ストレスはあなただけでなく周囲を巻き込むものなので注意したいものです。

そこで、少しでもプラス思考になるために、1日の最後、寝る前に自分の気分が上がることをしましょう。すきな映画を見る、笑えるコントを見る、ペットと遊ぶ、なんでもOK!そうすれば、悩んでいることも自然に忘れよく眠れますよ!

生活習慣による低下

昭和の半ばごろまでは、人々の生活リズムは朝がきたら起きて夜がきたら寝るというものでしたが、現代人は夜型が進み交感神経が活性化しっぱなしで休めません。昔の生活に戻れとはいいません。ただ人には体内時計があり、これが崩れると免疫力は確実に低下します。

対策は夜寝ることです。夜型の生活をしている人は、まず、夜10時なったらパソコンやスマホの電源をきることからはじめてみてください。ゆっくりお風呂に入り、リラックスして入眠準備をすすめましょう。

薬の常用による低下

市販の頭痛薬や下痢止め薬は緊急時には非常に便利ですね。また免疫力でもあらがえないような強い痛みには効果的ですが薬の安易な服用は危険です。本来、体に備わっている免疫力が体をウイルスや細菌から守っていますが、薬によってこの免疫力が低下してしまいます。特に、抗生物質は腸内の善玉菌を死滅させます。

そこで対策は意識変化です。安易に薬にたよらず自分の免疫力の強化に取り組む意識が大切です。自分の免疫であれば副作用の心配もありません。ぜひこれからの内容でやくだててください。

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