こんにちは、アンチエイジング鍼灸師の藤本です.今年の猛暑、熱中症も気になりますが、これ以上シミが増えないか心配という人も多いのでは・・・なので、今回はシミについてお伝えしたいと思います。
昨年の冬のことです。車を運転していると何か顔がヒリヒリする。
冬なのに夏のように日差しをヒリヒリと感じる。
肌のバリア機能が弱ってきたのかと思っていた、ちょうど某化粧品会社の大阪支社の視察に行く予定があり、そこで特殊なカメラで肌を写してもらいました。それが下の画像です。(驚)
学生の頃から野球や釣り、ゴルフなどアウトドア派で日焼けに対してなんの罪悪感もなく過していましたが、自分の画像を見てシミの多さに驚きました。
最近感じていた肌に感じる日差しの原因はやっぱり肌のバリア機能が低下していたのだと実感し、早速この日から毎日スキンケアをするようにしたところ1週間くらいであの日差しが突き刺さるような感じがなくなり肌もしっとりして張りが出てきました。
シミやシワの主な原因として紫外線の問題があります。
下の写真は米シカゴの皮膚科医でノースウェスタン大学のジェニファー.R.S.ゴードン氏とジャクイーン.C.ブレイバ氏が、太陽光がもたらす皮膚の変化を研究するため、モニタリングしていた男性のものでUVAは皮膚のたんぱく質を変性させしわの原因になるという事例です。
またシミの主な原因は紫外線によるメラニン色素の沈着といわれ、一旦色素が沈着すると薄くはなっても、完全に消失することは今のところ難しいようです。
しかし紫外線にあたったからといってもすぐに現れてくるものではなく、年齢や何らかの原因でターンオーバーが乱れたときに出てくるので、ターンオーバーの周期を乱さないように、生活や肌を整え日頃からくすみのない肌を保つことが重要です。
【これだけは知っておきたい日焼け止めの選び方】
日焼け止めには2種類ある
- 紫外線吸収剤
文字通り紫外線を吸収して防ぐもので有機系の素材が入っているので最近では有機性素材と記載されていることもあり、紫外線を遮断する力が強く伸びがよいのでムラなく塗れるので、きちんと使えば効果は高いが刺激が強いのでかぶれたりすることもあるので気をつけてください。
- 紫外線散乱剤
紫外線を散乱させて防ぐもので無機系素材と記載されていることもあり、肌にやさしいのが一番のメリットですが、塗った感じがベタベタしたり白く残ったりする製品が多いので一度手にとって試してみるのがおすすめです。
SPFとPAって何?
紫外線はその波長の長さの違いからUV-BとUV-Aの2種類(実際には3種類)があり、波長の短いUV-Bの方が有害作用が強く、ちなみにこのUV-Bは5月〜9月までUV-Aよりも増えるので注意が必要です。
- SPFはUV-Bに対する指標
数字で表示されていて、この数字が高いほど遮光能が高く最高は50ですが、それ以上は50+と標示されますが、SPF30以上であれば90%以上の紫外線をカットすることが可能です。
- PAはUV-Aに対する指標
PAは+の数で表示されていて、+の数が多いほど遮光能が高くなり(+)から(++++)までの4段階(中には5段階表示もある)で表示されていますが(+++)以上で十分な防止効果があります。
効果的な使い方
SPFとPAが一番高いものを選べばいいと思うでしょうが、その分肌への負担も大きくなるので、肌の強さには個人差があるので目的に一番あっているものを使うのがいいです。下記の目安を参考にしてみてください。
日常生活での目安
SPFは10〜20代半ばまでであればPA+で十分である場合が多い。
屋外での軽いスポーツ
SPFは20〜40代まででPA++を使っていれば問題ないといわれています。
屋外での激しい運動や炎天下でのレジャー
SPFは40〜50代まででPA+++を使用するようにしましょう。真夏の炎天下では、できるだけSPFが高いものがよいでしょう。
【日焼け止め以外の紫外線対策】
- 食べ物
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどは紫外線による影響をやわらげることが期待できます。
食べ物でいうと夏野菜やこの時期の果物なかでもトマトは、中程度の大きさのものを2個食べれば1日のビタミンACEの摂取量の半分以上が補えるという優れもので、トマトとツナのバジルのサラダは、ビタミンEの豊富なツナとバジルのビタミンAが合わさるのでオススメです。
- グッズ
サングラス、帽子、サンバイザー、服(カーディガン、パーカー)日傘、アームカバー、ネックカバー、ストールなどを活用してください。
知っていても実際にやっていないと効果でないので、日常生活に取り入れてぜひ実践してみてくださいね。
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